メルテックス株式会社様

”シンガポールリージョンにERPのMicrosoft Dynamics AXとファイルサーバーを導入し、日本国内と同様のシステムを構築”

1960年に設立され、国内8拠点、海外9拠点のネットワークを持つメルテックス株式会社。高度なめっき技術を駆使し、あらゆるものを結ぶべく、「Link to X」をスローガンとしている。同社は、めっきに使用される化学薬品を扱っており、特にアルカリ性エッチング液では国内のシェアNo.1を誇っている。 環境負荷を軽減するさまざまな取り組みも行っており、アルカリ性エッチング液の回収、エッチング液に溶け込んだ銅および液の再利用にも力を入れている。近年南アジア方面での売り上げ拡大に伴い、レスポンス向上の為、タイに工場を立ち上げ、日本国内と同様の製造管理システムを構築する為、シンガポールリージョンでAWSを導入することになった。 今回は、AWS導入プロジェクトを統括した管理部 情報システム課 課長 渡辺宣様、および、広報担当のグローバル営業部 事業企画課 コミュニケーショングループ、グループリーダー 三浦 弘嗣様に、AWSの導入に関してのお話を伺う。

株式会社メルテックス

http://www.meltex.com/ja/
本社所在地:〒103-0004 東京都中央区東日本橋2-28-5 協和ビル3F
表面処理・・・すなわち、めっきは、私たちの生活やさまざまな産業の発展に役立ってきました。メルテックスが創っているのは、主にこのめっきに使用される化学薬品。1960年の会社創立以来、常に、高性能・高品質なめっき用薬品を開発・提供し、高い評価を受けてきました。 最高の薬品を提供することで、人々の生活に欠かせないめっきという技術の無限の可能性を切り拓いていく…それがメルテックスの使命です。

導入サービス

icon_vpcicon_support

タイの拠点向けにAWS導入を検討

まず初めにメルテックス様の事業について教えてください。

三浦様:表面処理薬品の製造販売を行っています。このめっき技術というのは様々なところで使用されている技術です。たとえば、プリント基盤、モニターの液晶、宝飾品のめっきなどがあります。当社ではめっきの製造だけでなく、めっきを塗装するための装置や液の品質を管理・コントロールするための装置も製造しています。

エッチング液の再利用など環境にも配慮した企業活動には定評があります。現在、企業として力を入れているのは、微細配線用のプリント配線盤の対応薬品で、こちらは競争力がある製品です。

AWSを導入する事になったきっかけをお聞かせください。

渡辺様:タイの工場にERPのMicrosoft Dynamics AXとファイルサーバーを導入し、日本国内と同様のシステムを構築することになりました。しかし、タイの工場にシステム管理者のリソースを配置することが難しい状況で、さらに、停電が多い地域でサーバーを置くには適していませんでした。

ですから、タイでシステムを構築するには、クラウドしかないと思いまして、「クラウド」の導入は最初から決めていました。

数あるクラウドの中で、なぜ「AWS」を選択されたのでしょうか?

渡辺様:AWSを選択した理由は、今あるクラウドサービスの中で、サービスの種類や技術的な部分が一番先行していると思っていたからです。サービスが揃っていたところに魅力を感じました。

サーバーワークスの実績、コストパフォーマンスが選択の決め手に

AWSを導入するにあたり、インテグレーターとしてサーバーワークスを選択された理由を教えてください。

渡辺様:複数のクラウドインテグレーターと比較して、サーバーワークスが一番コストパフォーマンスが良かったのです。
さらに、AWSのシンガポールリージョンに環境を構築することは最初から決めていたのですが、シンガポールリージョンへの構築サポートを行っている企業がなかなか見つかりませんでした。
「コストパフォーマンス」と「シンガポールリージョンの構築サポート、実績もある」という2つを満たしていたのがサーバーワークスだったのです。

2013年の4月にAWS導入の検討を開始し、同年7月に開発に着手。12月にはテスト運用を開始することが出来ました。発注してからの納期が短いのは有難かったですね。
AWSの導入実績が豊富なサーバーワークスによって、迅速にAWSを導入することが出来たことは満足でした。

導入にあたり難しかった部分などありましたらお聞かせください。

渡辺様:実は、当初思っていたよりも使いやすかったのですが、使っていくうちにAWS固有の作法があるという事が分かってきました。
オンプレミスの環境では発生しないトラブルがあるので、やはり構築・運用に関しては、クラウドインテグレーターに頼む必要があったと思っています。
また、シンガポールリージョンという為、Dynamics AXの接続が遅いという事がありました。構築にあたっては、通信速度を検討しておく必要がありますね。

AWSなら海外拠点のシステムも迅速に構築できる

AWSを導入してよかったと思われることがあれば教えてください。

渡辺様:定性的な事ですが、関連会社との間でのデータ共有がやりやすくなりました。ファイルサーバーがコストをかけずに使いやすい構築できたと思っています。

今後、システムを拡張される計画などございますでしょうか?

渡辺様:迅速に構築でき、使い勝手も良い事からDynamics AXとファイルサーバーは今後、ほかの海外拠点にも適用してゆきたいと考えています。
海外を含めたグループ全体の情報共有にAWSを使っていく計画です。

AWSへの要望やサーバーワークスへの要望があれば、教えて下さい。

渡辺様:AWSの管理画面に一工夫あればと思っています。サーバーの休止、稼働を頻繁に行いますが、ターミネートと並んで表示されているので、うっかりすると間違って操作してしまいそうになります。
サーバーワークスは、ベンチャーらしくフレキシブルに対応してくれる企業だという印象があります。今後もいろいろとサポートをお願いしたいと思っています。

ありがとうございました。

自動化で担当者の負担を軽減、コスト削減効果も

導入してみて良かった部分を具体的に教えてください。

武内様:自前でスクリプトを組んでいた部分をCloud Automatorに移行したのですが、既存のcronを減らすことができて良かったです。自前で組んだものだと、cronを仕掛けているサーバーがダウンした場合に問題が発生するので、その心配がなくなりました。普段は設定した事を忘れているくらいに安心できています。

ジョブが完了しているかを都度チェックする必要が無くなったので、インフラ担当者の気持ちが楽になりましたね。
もちろん、使わないときに停止させておけるので、コストの削減という面でも効果を発揮しています。

サーバーワークスのサポート面で何かあればお聞かせください。

武内様:サポート担当の方と顔を合わせて打ち合わせする機会があったりするので、身近に感じられるところが良いと思いました。また、問合せや機能要望のリクエストを受け付けてくれるところも良いと思います。

サーバーワークスはブログをマメに更新したりして、勢いのある感じが伝わってきます。

Cloud Automatorをまだ使い始めたばかりという事ですが、今後の計画を教えて下さい。

武内様:DNSをまだ使用していないので、Cloud Automatorを活用して行きたいと思っています。
DynamoDBをCloud Automatorで便利に操作出来ればいいですね。あと、機能の要望としてはAWSの費用面を自動で知らせてくれるようなものがあれば良いですね。利用料金がある一定に達したらアラートを挙げてくれるような機能を希望します。

実は、そういったご要望が多いのでコストトリガーも現在検討中です。
 ありがとうございました!

まとめ

メルテックス株式会社様は、タイの拠点向けに、AWSのシンガポールリージョンを用いてMicrosoft Dynamics AXとファイルサーバーを構築されました。海外拠点向けのシステムであっても、迅速に構築することができ、AWSのパワーが遺憾なく発揮された形となりました。 迅速な対応、グローバル展開の実績などからサーバーワークスをご選択頂きましたが、今後は他の海外拠点向けシステムのAWS化もサーバーワークスと共にご検討中で、AWSとサーバーワークスのコンビが、メルテックス様のグローバル展開を陰で支えることになりそうです。


事例公開日:2014年
※所属組織、業務内容、写真、インタビュー内容は取材当時のものです。


この事例に関するお問い合わせ

こちらの事例に関するご相談・お問い合わせはこちらのフォームにて受け付けております。
送信後、2〜3営業日内に担当営業よりご回答差し上げます。
 * マークのついている項目は必須入力です。