日清紡ブレーキ株式会社様

”AWS導入の検証を行なう為の足がかりとしてVPCスターターパックを導入”

今回、日清紡ブレーキ株式会社で情報システムを担当されている吉田 稔様、協力会社のJRCエンジニアリング株式会社 山岡 明雄様にお話を伺いました。

日清紡ブレーキ株式会社

http://www.nisshinbo-brake.co.jp/
本社所在地: 〒103-8650 東京都中央区日本橋人形町二丁目31番11号
設立: 2009年4月1日
日清紡ホールディングス株式会社のブレーキ事業を担う。自動車、輸送用機械器具用摩擦材、ブレーキ装置およびその部品の開発、製造、加工、売買および輸出入を展開

導入サービス

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BCPやBIの対策としてAWSが使えるのでは

日清紡ブレーキ株式会社(以下、日清紡ブレーキ)についてお聞かせ頂けますでしょうか。

吉田様:日清紡ブレーキは、日清紡ホールディングスのブレーキ事業を担っていまして、主に自動車のブレーキ部品を作っている会社です。そこで私は、情報システム課の社内システムを担当している部署に所属しています。 基幹業務系とか情報系とか、うちの部署では運用管理もやるし新規も開発もやる人が居るし色々全部おこなっています。パソコンのインストールをおこなう人もいます(笑)

クラウドを利用しようとした経緯や、抱えていた課題についてお聞かせ頂けますでしょうか。

吉田様:BCPもそうだし、BIも課題としては挙がっていました。その時システム担当の者がまずAmazon Web Services(以下、AWS)を見つけて来たんですよ。 それで、とりあえず山岡さんと同僚の一人がユーザー登録したんですけど、同僚に変な英語の電話がかかってきた、というので盛り上がりましたね。

Amazonの方からの電話ですか?

吉田様:そうですね、個人認証というかHelloという個人的な電話がかかってきたらしくて、Amazonの営業さんに聞いたら、稀にそういうチェックが入るらしいのですが、はじめての事例ですと言われまして(笑)。というのが最初の出会いです。

今までのシステムはデータセンターを使うのが一般的だったのですか?

吉田様:データセンターは日清紡グループとしては使っていて、その一部を使うか、社内サーバを使うのが一般的ですね。

クラウドという環境を使い始めたのはAWSが最初だったのでしょうか?

吉田様:取りあえずAWSでいいかな、と思って使い始めました。AWSの説明会に行ったのが最初ですね。私の頭の中でこれからはサーバを買っちゃいけないと思っていて、周りとか雑誌とかでクラウドがありますよ、と見かけるようになってきていまして、その中で実際に行動を起こしたのは先ほどのAWSに登録した同僚がきっかけかな、と思います。

当社を知った経緯を教えていただけますでしょうか?

山岡様:そうですね、最初に日清紡ブレーキのシステム担当の方がサーバーワークスの大石社長の切腹プレゼンを聞いて来たよ、と教えてくれて。

吉田様:展示会だよね、切腹の話があったのは。

山岡様:それでパンフレットでこんなのがあるんだけど、と日清紡ブレーキのシステム担当の方に言われて、私自身はそこで始めてAWSに登録してみました。そこで先ほどの、変な英語電話がかかってきたという話で盛り上がった記憶があります。

最初に切腹プレゼンを見られてパンフを持って来たのが最初なんですね。

吉田様: 私がBCP担当になって全体の計画とか準備して行きましょう、という中で、じゃITのシステムどうするの、という事でこれからはクラウドじゃないとね、というのと、社内のネットワークを運用している大手キャリアのサービスもあったんですけど、もっと別の使える物は無いかなと思って探していました。

認証の問題等を考えるとVPNで繋げないと

当社のサービス(VPCスタータパック)を見つけられた時どんな印象を持たれましたか?

吉田様:展示会に行った時に、サーバーワークスさんもいらっしゃって、課金代行があります、という話を伺いました。 当社は会社のクレジットカードで、ドルベース払いが許されなかったので、日本円の請求が出来ます、というのを見つけて、ネットでいくつか調べて、問合せをしました。 その後色々話をしたら、VPCで社内LANとしてひける、という事を聞いてそれじゃやってみようと思いました。

VPNを張るというのは会社のコンプライアンスで決まっていたのですか?

吉田様:VPNを張らないといけないとは決まっている訳ではありません。 社内に置かないのであれば、VPNを張らないでクラウドでクラウドサービス式に作ってしまえばいい事だったので。 ただ、認証の問題等を考えるとVPNで繋げないと、というのがありますね。社内システムとして使うには、認証の問題もありますから。

VPCスターターパックを使ってAWSを使う事でどのような事が出来そうだと思われたのですか?

吉田様:AWSを選ぶ前に、他社のクラウドサービスも色々見ていました。それで自身のキャリアはどういうのをやっているのか、とか当時有名な所を見て、一番使い易そうと思ったのがAWSかなぁと印象を受けました。

メーカー系のだと、サーバ立てて一ヶ月いくら、という契約だったので、一ヶ月いくらは要らない、コストの面から見てもクラウドなら自分たちでサーバの制御がおこなえて自由に出来るじゃないですか。

そんな中でAmazon自身がSharePointをAWS上で動かして使っている*1という事を知って、試しで引くにはいいんじゃないかと考えました。本当にまずければやめればいいだけだし
*1 http://aws.typepad.com/aws_japan/2012/04/microsoft-sharepoint-server-on-aws-reference-architecture-white-paper.html

AmazonがSharePointを使っているという事は話題になりましたね。話を戻してVPCスターターパックの導入時のやり取りはいかがでしたか

山岡様:私の印象では決まる前の打ち合わせで営業の方に説明頂いて質問にばんばん答えて頂いていたな、と。

吉田様:丸紅アクセスソリューションズ株式会社(以下、丸紅アクセスソリューションズ)さんとは1回打ち合わせしただけですよね。打ち合わせは1回しかやってない(笑)

山岡様:実際に移行するぞ、と決まって以降の本当に必要な打ち合わせは1回だけでしたね。

吉田様:当社に来て、当社のキャリアさんと、丸紅アクセスソリューションズさんと、サーバーワークスさんが集まったのは1回きりでしたね。

お打ち合わせの際はスムーズにいったという事でしょうか?

吉田様:途中でルーティング情報の行き違いがあって、それが面倒でしたね。

どんな問題だったのですか?

吉田様:BGPが繋ぐので簡単ですよ!と言っていたのに、後日業者の常識というかキャリアさんが違うところとの接続はスタティックで書く、と言われて。要するにBGPで繋ぐとどこが悪いか分からなくなってしまうのが理由みたいです。
BGPだとルーティング情報は何もする必要がないよね、と認識していたんだけどね。

事前にキャリア間の確認や、もう少し当社の配慮があれば良かったですね。改善します。
先ほど山岡様から当社の営業担当の話が出たと思うのですが、技術的に質問に答えられたという事でしょうか。

吉田様:そうですね。

山岡様:技術的な質問に対してすらすらと回答いただけたので助かりましたね。

AWS導入の際に苦労されたことはありますでしょうか?

山岡様:吉田さんはえらく苦労されていたように見受けられましたね。

吉田様:手続き関係で苦労しました。社内の提案書がなかなか通らなくて。全体計画の中で、ちゃんとどういう風に使っていくかというのを会社に通す必要があったので。

色んな部署での説得が必要ですよね。

吉田様:ただ単に欲しいから、とか繋ぎたいと言って、色々考えるとサーバーワークスさんに28万お支払いして、他にフレッツ光を引かないといけないとか、キャリアに設定変更を依頼しないといけない、と他の費用もかかって、そんな費用何に使うの、会社に説明が必要になるので。
こういう用途で使えるだろうから、と全体の中でどういう位置付けで、稟議書を作って通して、その事務手続きが大変でしたね。

今後やりたい所も大体出来そうだなという感触を掴めた

今後AWSをどのように利用したいとお考えですか?

吉田様:基本的には自社で所有している物理サーバを移行する前提で、まずは開発環境として使っていこうと考えています。
と言うのも、元々当社が持っているシステムのバージョンアップをしたいと思っていたのですが、バージョンアップするための検証環境や移行用の空いているサーバが足りなかったんです。
移行テストをする為に、サーバ足りないけどサーバを買うのはもったいないよね、という事でクラウドを利用し始めたところです。
今はBCP計画段階で、クラウドが使えそうだなという所まで来ていますね。

VPCスターターパックの良いところ、こうすればもっと良くなるところはありますか?

吉田様:良かったのは、事前にやりたいことを検証できたことで、今後やりたい所も大体出来そうだなという感触を掴めたことですかね。
設計の段階でも相談にのっていただけたことは助かりました。あとはネットワークの制約がないのが良いですね。
悪いところ、と言いますか最初に勘違いしたのは「スターターパック」という名前なので、買い切りのサービスだと思っていました。なので、運用にもスターターパックって付くんだな、と(笑)。途中まで気付かなくて、聞いたら内容は理解出来たんですけど。

今後期待することはありますでしょうか?

吉田様:期待というか今一番困っている所はLinuxのイメージ移行が出来ないという事ですかね。オンプレから仮想環境へ移行する時には、たいていVMwareやHyper-Vとかは移行用ツールがありますよね。
AWSはオンプレのVMwareのイメージは持って行けますが、Linuxは出来ません、と。それが痛いですね。内容を聞くと当分対応されないようですし。
移行する時いちいちOSからセットアップするのは面倒なので対応策が出る事を期待しています。

ありがとうございました。

まとめ

日清紡ブレーキ株式会社様は、AWS導入の検証を行なう為の足がかりとしてVPCスターターパックを導入され、社内でのAWS活用の第一歩を踏み出す事に成功されました。


事例公開日:2013年
※所属組織、業務内容、写真、インタビュー内容は取材当時のものです。


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