AWS導入の事例

"時間帯やキャンペーンの開始に合わせて拡大するアクセス負荷に対応する柔軟な環境を構築しつつ、サービスに見合った最適な運用コストでの導入を実現"

2013.07.19 掲載

時間帯やキャンペーンの開始に合わせて拡大するアクセス負荷に対応する柔軟な環境を構築しつつ、サービスに見合った最適な運用コストでの導入を実現しました。導入後は、運用コストを最適化しながら、突然のアクセスにも対応し常に質の高いサービスを提供し続けています。

AWS導入の事例

株式会社クインテット様

未来の“あたりまえ”になるモノ・コトを創造し、 グローバル化が進む社会の中で、普遍の存在価値を発揮出来るような集団をめざし、2005年に設立。 女性の悩みや課題解決をテーマとしたみんなの助け合い口コミポータルサイト「口コミ広場」等のウェブポータル運営や、ウェブマーケティング支援を行なっている。

  • この事例に記述した数字・事実はすべて、事例取材当時に発表されていた事実に基づきます。数字の一部は概数、およその数で記述しています。

目次

深夜帯のアクセス圧迫問題に直面

クインテット様が運営する「口コミ広場」は特に美容系の口コミサイトであり、キャンペーンの頻度が高く、ユーザーは20~30代の女性がメインで深夜帯のアクセスが圧迫していました。

さらに1台のサーバーに新規のサイトを追加する形で運用していたため、サーバーの拡張は難しい問題でした。 そこでクラウドの導入も視野にいれ調査していたところ、AWS専業ベンダーで数多くの実績を持つ当社へお声がけいただく運びとなりました。

AWSを生かしたスピード構築

元々、WebサーバーとDBサーバーが同居した形で1台で運用していたため、AWSに移行するにあたり最適な構成が最初の課題となりました。

WebサーバーとDBサーバーを分けることで負荷のかかる箇所の切り分けがしやすく、負荷分散で複数台構成を取るには単一障害点を作らないように、2台のサーバーを2つのAvailability Zoneに配置し、DBのサービスとしてはAmazon RDSを採用することで運用負担の軽減をご提案しました。

インフラの準備はサーバーワークス、ミドルウェア以上のアプリケーションはクインテット様にて作業範囲を明確にすることでスピーディに環境を構築。 その後、リリース前に用意したスペックでてこれまでのアクセスが耐えうるのか確認するために負荷テストを実施しました。サーバーワークスでは負荷テストとしてJmeterを採用し、指定した一定時間だけEC2を何十台と立ち上げ負荷をかけました。 今回は1度目の負荷テストにより、スケールアップ、DBのチューニングを検討し、2度目の負荷テストを行うことで安定した運用を確信に至りました。

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サービス停止を防ぎ安定したサービス運用を実現

AWSの導入が完了してからサービスの停止は一度も起きていません。負荷テストを経て確実に安定した環境を整えてリリースできたことが大きいとのこと。
さらに、今回は負荷分散だけでなく、サービスが停止しないように冗長化構成をとっていることも重要なポイント。Amazonといえども、ただの仮想サーバーです。サーバー単位では障害があってもおかしくはないため、障害があってもサービス停止が発生しない設計の提案をさせていただきました。

その結果、RDSに一時メンテナンスが発生した場合でもMulti-AZの体制をとっていたことで、スムーズなフェイルオーバーが実行され、全くサービスには影響なく運用することが可能となっています。

この事例では、複数台構成で悩まれているシステム、冗長化構成で悩まれているシステムに対してAWSを検討してみる安心材料となると確信しています。

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