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AWSによるITガバナンス向上の事例

AWSによるITガバナンス向上の事例

丸紅株式会社様

丸紅グループは、国内外のネットワークを通じて、食料、繊維、資材、紙パルプ、化学品、エネルギー、金属、機械、金融、物流、情報関連、 開発建設その他の広範な分野において、輸出入(外国間取引を含む)及び国内取引の他、各種サービス業務、 内外事業投資や資源開発等の事業活動を多角的に展開する企業です。

オンプレミスのサーバー更新のタイミングで最適なシステムを再検討

はじめに、今回のAWS導入にあたってのお二人の役割を教えてください。 また、導入にあたっての当初の課題についてお聞かせください。

加藤様:AWS移行プロジェクトの責任者を務めています。

高久様:私は、オンプレミス環境から「グループクラウド(丸紅グループで使用するAWSのこと)」への移行を推進しています。

加藤様:導入前の課題としては、以下の3つがありました。

1. 2008年に導入したプライベートクラウドの更新時期が近づき、リニューアルの必要に迫られていた事
2. 災害対策(DR)を短期間に低コストで実現したいと検討していたのですが、物理サーバーで構築した場合、時間もかかる上で、コストも2倍かかってしまう事
3. グループ企業がそれぞれ個別にシステムを管理しており、グループのITガバナンスを向上させる必要があった事
です。

システムをAWSに全面移行

移行したシステムの概要について教えてください。

加藤様:原則として、財務系などの基幹システムからWeb系などの情報システム系まで全システムを移行しています。サーバーの台数としては、2015年5月現在約100台となっており、2016年度中に250台のサーバを移行予定となっています。

移行にあたり、詳細なアセスメントを実施し、AWSが最適と判断

全システムの移行に踏み切られたという事なのですが、社内での説得は難しかったでしょうか。AWSを選択した理由についてもお聞かせください。

加藤様:関係者で「AWSを利用したい」となった後に、外部コンサルティング会社にアセスメントを依頼しました。クラウド利用の妥当性、リスク分析など対応チェックリストを作成した結果、「セキュリティ」「コスト」「安定運用」において高いパフォーマンスを発揮するAWSへ移行した方がオンプレミスよりも良いと判断しました。そのアセスメントを元にクラウド利用、AWSの導入について社内関係者に説明しました。

高久様:先ほどの「課題」に挙げたように、オンプレミスの場合更新や災害対策を講じた時の手間やコストがかかるため、クラウドを検討し始めました。クラウドの中でAWSを選択する決め手となったのは、必要とするOSやサービスの条件を満たしており、導入実績が豊富で、情報も充実していた点です。

運用自動化サービスも開発するクラウドインテグレーター

AWSを選択し、その導入をサポートする企業としてサーバーワークスを選ばれた理由を教えてください。

加藤様:前任者が展示会でサーバーワークスのプレゼンテーションを見て、社名を知ったようです。また、AWSのオペレーション自動化は必須でしたので、自動化のサービスを調べていたところ、Cloud Automatorの前身であるCloudworksを発見し、開発元がサーバーワークスだったという事で興味を持ちました。数あるクラウドインテグレーターで、既存の運用システムと組み合わせて使えるような運用自動化サービスを開発しているのは、サーバーワークスだけでしたので、Cloud Automatorの導入も含め、導入支援を依頼する価値があると考えました。

移行手順の確立に試行錯誤

導入にあたり、苦労された事があればお聞かせください。

高久様:VMwareからAWSへ移行するというステップを踏んだのですが、システム毎に手順が異なり確立するのに時間を要しました。現在では一つ一つ検証して、手順を確立する事が出来ています。

スピード感のある構築、無駄のない運用が出来るところが魅力

AWSで良かったこと、そして導入後の効果を教えてください。

高久様:良かった事は、構築のスピードが格段に上がったという事が良かったことですね。 例えば、急にサーバーを立てる必要が出てきた場合でも、すぐにテスト環境を作って動作確認し本番へ移行する事が出来ます。 導入後の効果としては、まず運用についてが挙げられます。先ほどの「良かったこと」でも申しましたが、利用部署からの要望にスピーディーに応える事ができています。要望があれば、数日後にでも動作確認して本番環境を作ることができます。 ユーザーからの視点では、AWSなのかオンプレミスなのか気にせず、今まで通りに使い続ける事ができるところです。また、システムの稼動時間に応じて土日や夜間にサーバーを停止して、費用を低減できる点も魅力です。

ITインフラにかかるコストは、オンプレミスと比較して、今後5年間で約40%の費用削減を見込んでいます。

レスポンスの速さに助けられた

サーバーワークスに任せて良かったという事があれば教えてください。

高久様:構築や運用面の改善について、サーバーワークスには色々と頼ることが多くありました。問い合わせに対するレスポンスの早さにも助けられました。

24時間365日のサポートやAWSの他のサービスの導入も積極的に検討

今後の展開について教えてください。

加藤様:海外のユーザーも増えていますので、24時間365日の体制が必要となってきています。サーバーワークスでは24時間365日の体制もありますので、その対応をお願いしようと考えています。
また、今後はAWSのサービスの中でも、よりクラウドらしいサービスを積極的に取り入れたいと考えています。具体的に検討しているのは、SQL ServerのRDS化です。RDSによって、データベースをPaaSとして利用できるので、運用管理の手間やライセンス購入の手間が省けます。 まだ効率化を図る余地があると感じていますので、サーバーワークスさんと相談して積極的に運用効率化、自動化を進めていきたいですね。

オンプレでしか出来ないシステムを除いて、パブリッククラウドの利用を、ますます加速させていく方針とした丸紅様。
その大胆かつ緻密に計算されたIT戦略は、業界でも大きな話題を呼びました。
サーバーワークスは、その大戦略を担うパートナーとして、これからもAWSによって実現できるイノベーションのパワーをお客さまにご提供して参ります。

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構成図

※ この事例に記述した数字・事実はすべて、事例取材当時に発表されていた事実に基づきます。数字の一部は概数、およその数で記述しています。

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