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AWSの知見獲得と蓄積を目指してサーバーワークスのAWS公式トレーニングを採用、開発会社との深い議論が可能になり、受講メンバーからは認定資格取得者が誕生

導入事例(鈴茂器工株式会社様)

寿司ロボットやご飯盛付けロボットを製造・販売する鈴茂器工では、ソリューション販売に軸足を移す中、AWSのさらなる活用に注力しています。しかし一方で、社内にはまだAWSの知見が蓄積されていないという課題がありました。そこで同社は、AWSの知見獲得と蓄積を目指してサーバーワークスのAWS公式トレーニングを受講することを決定しました。当時の課題とトレーニング受講の効果、サーバーワークスに対する評価について、システム統括部の五十嵐勝氏、川西健太氏、市川謙吾氏、中澤一幸氏にお話を伺いました。

事例のポイント

Before

お客様の課題

  • AWSを基盤とするソリューション開発に注力する中、AWSの知見獲得と蓄積に課題を感じていた
  • 上記の課題によりシステム開発を委託した外部パートナーからの提案内容も、正しく評価することが難しかった

After

課題解決の成果

  • ベストプラクティスを学んだことにより、自らの理解や実施方法が適切であったかどうかを判断することが可能となった
  • 外部パートナーからの提案内容についても、疑問出しやより良い解決策を探るための議論ができるようになった

社外向けソリューションの開発基盤としてAWSを活用するために、AWSの知見を獲得して社内に蓄積していきたい

現在鈴茂器工は、寿司ロボットやご飯盛付けロボット、のり巻きロボットなど店舗・厨房向けの様々な米飯加工/充填機械を販売していますが、近年はソリューションの開発と販売に軸足を移しています。2024年10月には、飲食店における受付対応の自動化と最適な配席を実現する自動配席AIシステム「ARESEA(アレシア)」をリリースしました。こうしたソリューションの開発基盤として、同社が本格的に利用を開始したのがAWSです。

コーポレート本部 システム統括部 部長
五十嵐勝氏

五十嵐氏「私たちシステム統括部は、社内インフラと社外向けソリューションの開発を担っています。AWSについては、柔軟な基盤としてはクラウドのほうがいいよねというところからスタートし、2021年頃から社内インフラの一部で利用を始めていました。AWSを選択した理由は、サービス稼働が安定しており、豊富な導入実績があったからです」

同社は当初、データベースやアプリケーションサーバー、システム監視やユーザ認証などのシステムをAWSに搭載しました。そして2022年には、社外向けソリューションの開発基盤としても、AWSを利用しようという動きが出てきたといいます。

五十嵐氏「ただしその際には、開発スピードもシステムの確実性も、社内システム以上のレベルが求められます。さらにその都度、外部パートナーに丸投げしていたのでは、スピード感も落ちますし、社内にノウハウも貯まりません。AWSの知見を獲得し、社内に蓄積していくための取り組みが必要だと考えました」

技術スキルや対応力を高く評価していたサーバーワークスのAWS公式トレーニングを採用

そこで同社は、以前よりIoTシステムの開発を委託していたサーバーワークスに相談し、サーバーワークスが提供するAWS公式トレーニングの紹介を受けました。

五十嵐氏「私は前職の時からサーバーワークスとお付き合いがあり、当時から技術スキルや対応力なども含めて非常に優秀なパートナーだという認識を持っていました。またサーバーワークスは2014年11月から、AWSパートナーネットワークの最上位であるプレミアコンサルティングパートナーに継続して認定されています。そのサーバーワークスが提供するAWS公式トレーニングなら間違いはないだろうと。こうしてサーバーワークスのAWS公式トレーニングを受講することを決定しました」

実際に受講したトレーニングコースは2つで、AWSの初級クラスの資格(AWS Certified Cloud Practitioner:AWS認定クラウドプラクティショナー)に対応したAWS Cloud Practitioner EssentialsとAWS Technical Essentialsです。

1つめのAWS Cloud Practitioner Essentialsでは、1日の座学でAWSの各種サービスやセキュリティ対策、設計方法などについて学び、2つめのAWS Technical Essentialsでは、1日のハンズオン実習を通して、ネットワーキングやコンピューティング、セキュリティ、データベース、ストレージなどAWSの基本概念を学びます。

システム統括部では、12名いるメンバーの中から3名を選抜、部長である五十嵐氏を含めた計4名で、2024年9月の2日間にわたり、サーバーワークスの提供するAWS公式トレーニングを受講しました。

“自分の理解が正しかったかどうか”の確認や新たな知見の獲得ができ、認定資格試験に合格したメンバーも誕生

実際にトレーニングを受講したメリットとして、参加したメンバーの皆様は、数々の成果が得られたことを強調します。

コーポレート本部 システム統括部 企画推進課 課長補佐
川西健太氏

川西氏「AWSに関しては、ほぼ知識ゼロからの取り組みだったのですが、ゆくゆくはAWS認定クラウドプラクティショナーの資格を取得したいと考えていました。そこでトレーニングを受講するに当たっては、市販されているAWS認定資格試験テキストを買って、一通り目を通していました。それでも細かいところまでは分かりませんでしたし、AWSのコンソールなども触ったことはありませんでした。それが2日間、みっちり教えていただいたおかげで、知識ベースでの基本的な理解は深まり、実際にコンソールからAmazon EC2を立ち上げるといった操作方法も学ぶことができました。そしてトレーニング受講後の2024年11月には、AWS認定クラウドプラクティショナーの認定資格試験を受験し、無事合格することができました。やはり自分一人で勉強することには限界があります。サーバーワークスのAWS公式トレーニングは、まさにそうした部分を補完し、支援してくれるサービスだと感じました」

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コーポレート本部 システム統括部 運用管理課 主任
市川謙吾氏

市川氏「私は前職でAWS上のサーバーをメンテナンスする業務に携わっていたので、サーバーの起動やメモリ増設などの経験はありました。そして現職に就いた時に、もう辞められましたがAWSに詳しい方がいたので、その人にAmazon EC2の立ち上げ方や、Amazon VPCの設定方法などを教えてもらっていました。しかしそれが本当に正しいやり方なのか、他にもっと良い方法があるのではないか、という思いを抱えていたのです。そんな時にサーバーワークスのAWS公式トレーニングを受けたことで、今までのやり方で間違っていなかったんだ、という“答え合わせ”をすることができました。もちろん講習の中では、今まで知らなかった知識も出てきたので、新たな知見を獲得することもできたと思います」

コーポレート本部 システム統括部 企画推進課 主事
中澤一幸氏

中澤氏「私はAWSについては、全く知識のない状態でトレーニングに臨みました。講義で聞くAWSのサービス名もほぼ初めて聞くものばかりだったのですが、AWSについては高い関心を持っていました。それで実際にトレーニングを受けてみて感じたのは、以前からAWSはそれほど難しくないと聞いていて、確かにAmazon EC2を立ち上げるだけならすぐにできました。しかし必要なサービスを組み合わせて1つのシステムとして機能させるためには、サービス間の連携やセキュリティの設定、アベイラビリティゾーンの設計など、様々な知識が必要だという留意ポイントが見えてきました。単に各サービスの知識だけでなく、AWSの考え方というか、AWS上でシステムを開発するためには何に気を付ける必要があるのかを知ることができたという点も、非常に大きな成果だったと思います」

今後は上位のAWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイトに対応したトレーニングも受講予定

さらに川西氏はトレーニングの実務面における効果として、外部パートナーとやり取りする際の議論が深まったと続けます。

川西氏「先に話の出た自動配席AIシステムのARESEAを始め、当社がソリューション販売に舵を切る過程では、サーバーワークスを始めとする外部パートナー様に協力を仰ぐ必要があります。そして実際にシステム構築を外部委託した際には、委託先のパートナー様からシステム構成図を出してもらいますが、今まではその中に知らないサービス名が多々あり、その都度、調べる必要があったのです。それが今では、構成図のサービス間連携に疑問を感じる場面も出てきて、その際には相手に確認し、先方の意図も聞いた上で、そのままでいいのか、変更するのかといった議論もできるようになりました。トレーニング後に講師の小倉さんから、実用的なスキルを身に付けるためのロールプレイングゲームを紹介してもらったことが非常に効果的だったと思います」

この点について、今回トレーニングを担当したサーバーワークス アプリケーションサービス部の小倉大(AWS認定トレーナー)は、次のように説明します。

小倉「川西様にご紹介したのは、AWSが提供する3D ロールプレイングゲームのAWS Cloud Questです。始めにクラウドプラクティショナーや生成AIスペシャリストなど、ゲーム内での自分の役割を選択した上で、仮想都市空間を巡りながら、市民のAWSに関する課題を解決していくというものです。ロール内の課題を全て完了すると、デジタルバッジを取得することができ、それでご自身の成果をアピールすることができます。トレーニング終了後に、“今後自分でどうやって学習していけばいいのか”というご質問をいただいた時に、ご参考の1つとして、このようなゲームもご紹介しています」

また今回、サーバーワークス側の営業担当としてAWS公式トレーニングを紹介したアプリケーションサービス部 営業課の中嶋麻衣子は、その経緯について、次のように振り返ります。

中嶋「AWSスキルに関するトレーニングのニーズについては、以前からご一緒させていただいていたIoTシステムの開発プロジェクトの中で伺っていました。それでこれまでの実績と併せて当社のAWS公式トレーニングをご紹介させていただきました。また通常トレーニングは座学・実習ともにオンライン開催が標準なのですが、今回は鈴茂器工様のご希望を受けて、対面で実施させていただきました。オプションにはなりますが、サーバーワークスではお客様のご要望に可能な限り沿える形でトレーニングを提供させていただいています」

今後同社は、上位のAWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイトに対応した「Architecting on AWS」も受講する予定です。

五十嵐氏「私もまた3人のメンバーと一緒にArchitecting on AWSを受講する予定です。今後当社は、AWS環境の構築やアプリケーション開発を内製化することにも挑戦していきたいと考えていますが、AWSに関する知識や技術力は、メンバーだけが取得すればいいものではありません。外部パートナー様からの提案や現場のメンバーが考えたアイデアを評価するためには、マネジメントを行う人間にもやはりAWSの知見が必要だと思います。今後もシステム開発とトレーニングの両面において、サーバーワークスの心強いサポートを期待しています」

導入事例(鈴茂器工株式会社様)

鈴茂器工株式会社様

1955年の創業以来、独自の食品機械の研究開発を進めており、1981年には世界初となる寿司ロボットを開発、寿司を日常的な食文化として定着させることに大きく貢献した。近年では、海外諸国における健康志向の高まりを受けて米飯の需要が年々拡大している中、米国や欧州各国の地域に密着した販売活動も積極的に展開している。

お話を伺った方

五十嵐勝氏
コーポレート本部 システム統括部 部長
川西健太氏
コーポレート本部 システム統括部 企画推進課 課長補佐
市川謙吾氏
コーポレート本部 システム統括部 運用管理課 主任
中澤一幸氏
コーポレート本部 システム統括部 企画推進課 主事

※ この事例に記述した数字・事実はすべて、事例取材当時に発表されていた事実に基づきます。数字の一部は概数、およその数で記述しています。

担当プロジェクトメンバー

  • アプリケーションサービス部 ラーニングエクスペリエンス課 小倉 大

    データセンターネットワークの構築・運用を10年、AWS環境の運用監視に2年半従事。2018年、サーバーワークスに入社後、お客様のAWS上にシステムの構築、構築したシステムの運用、お客様からのAWSに関する質問に回答するサポート業務など幅広い業務を担当。現在は社内外の技術トレーニング講師を担当。
    2023 Japan AWS Top Engineer, 2020/2021/2022/2023 Japan AWS All Certifications Engineer に選出。
    好きなAWSサービスは Amazon VPCです。

  • アプリケーションサービス部営業課 課長 中嶋 麻衣子

    2010年からサーバーワークスに所属しており、一貫してAWS周辺の営業をやっています。
    現在はデータ分析基盤やIoTプラットフォームの構築、Amazon Connect の導入やIVR自動化の構築等々をメインにご提案しています。
    趣味は三線演奏、ゴルフ、プロ野球観戦で、もっぱらオンシーズンは神宮球場に出没しています。

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