近鉄不動産株式会社 経営企画室 チーフ 山口 覚氏に、AWS運用自動化ツール「Cloud Automator」導入の経緯と効果について詳しくお聞きしました。

目次
Cloud Automator導入のきっかけ

AWSでインスタンスを利用して半年が経過し、インスタンス月額利用料が当初想定していた予算をオーバーしていたため、何とか予算内に収まらないものかと頭を抱えておりました。AWSを利用するメリットの一つとしては、インスタンスの稼働時間をコントロールし課金を抑えられるところだと思います。
従前の自前によるオンプレミスの環境であれば、課金のコントロールというのは到底なしえないことです。サーバーハウジングとなれば、契約の段階でスケジューリングした内容を好きなタイミングで変更できませんし、事業用途の拡大や減少に対して、即座な対応が困難です。しかし、AWSの管理コンソールでは分かりにくくスケジューリングさえもままならない状況でした。
そこで、サーバーワークスにCloud Automatorをご紹介いただき、半日のほどのレクチャーを受けインスタンスのスケジューリングから始めてみました。
Cloud Automator導入の効果
AWSの知識やプログラミング能力がなくても、画面から直感で操作できる容易さと豊富なメニューが存在しており、短時間のうちにスケジューリングが完了いたしました。インスタンスの起動停止のほかにバックアップ等も準備されており、非常に使いやすく便利なツールだと実感しております。
サーバーハウジングとなれば、サーバー設計シートや契約書の取り交わしなどで日数がかかり、こうは簡単にいきません。
サーバーワークスの6,100プロジェクト以上の導入実績と、導入時のノウハウが集約されているツールだと思います。
ユーザーが必要としているメニューだけが存在し、余分なメニューがないところも使いやすい点だと感じました。
「最高に便利だぜ!モヤモヤがスッキリする」というのが率直な感想です。
半日ほどのレクチャーでCloud Automatorのすばらしさを実感できましたので、同社が開催されておりますハンズオンセミナーに参加すれば、もっと深くCloud Automatorを理解・利用でき、業務に合わせたインスタンスのコントロールが可能です。
AWS導入・活用に関するご相談はサーバーワークスへ
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