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オンプレミスサーバーAWS移行の事例

オンプレミスサーバーAWS移行の事例

船井総研グループ様

1970年の創業以来、集客・マーケティング分野をはじめ、人材採用や評価、事業承継、財務など幅広い分野におけるコンサルティングを提供している船井総合研究所を中核とする総合コンサルティンググループ。2014年に持株会社としてグループ戦略立案、グループ経営管理を担う。

基幹システムやWebサーバーをAWSで運用

船井総研ホールディングス及び船井総研コーポレートリレーションズ(以下、「グループ」)におけるAWSの利用状況について教えてください。

グループで利用するシステムインフラに関して、2014年頃よりオンプレミス環境からAWSへの移行を進めています。現在、や会計システムや人事システムなどの基幹システムを含め、約20台のサーバーをAWS上で運用し、(Amazon VPCを利用して)社内ネットワークと専用線で接続しています。

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株式会社船井総研ホールディングス
情報システム室 IT統制課
安東 直哉氏

サーバーワークスに依頼した業務について教えてください。

最初サーバーワークスには、インフラの設計・構築をサポートしてもらいました。その後、他のシステムのインフラは社内で設計・構築できるようレクチャーをしてもらいました。

また、AWSの利用コスト抑えるため、夜間、システムを停止しているのですが、その運用をサーバーワークスのAWS運用自動化サービス「Cloud Automator」で自動化しています。

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基幹システムおよびWebサーバーのAWS構成イメージ図

社内システム環境をクラウドへ全面的に移行

社内システムの移行はどのように対応したのでしょうか。

オンプレミス環境からAWSに移行する際、サーバーはVMwareで仮想化していたので、そのまま移行できるシステムは社内で作業をしています。AWSへの移行を契機にシステムを更改したり、バージョンアップしたりするもの、新たに導入した基幹システムに関しては、ベンダーに導入・構築を依頼しています。

社内システムに関して、AWSへの移行や移行後の稼働状況に問題はありませんでしたか。

移行作業や移行後のシステムに致命的な問題となるトラブルはありませんでしたが、パフォーマンスや信頼性が低下しないようスケールに余裕を持たせたため、AWSの利用コストが嵩んでしまいました。そのため現在、スケールとコストの最適化を図っているところです。

なぜ、社内システムをクラウドへ移行しようと考えたのでしょうか。

船井総研グループのコンサルタントは、クライアントの現場で直接コンサルティングすることが大半のため、全国各地へ出張することが多いです。そのため、場所やデバイスに縛られることなく効率的に仕事ができる環境をクラウドへの移行を通じて目指しています。

それ以外の部分で移行した大きな理由としては、BCP対策の強化です。外部に委託することにより社内システムにおけるバックアップ体制やリスクヘッジの強化につなげていきたいと考えています。

クラウドの中でAWSを選んだ理由を教えてください。

当グループで社内システムのAWSへの移行を開始した2014年当時、まだ国内で基幹システムをクラウドで移行する事例は多くありませんでしたが、その中で、AWSは実績が比較的豊富で、導入を決めました。

基幹系・業務系のシステムに明るいサーバーワークスを選択

サーバーワークスにサポートを依頼した理由を教えてください。

基幹システムに関しては、当初、アプリケーションのサポートを依頼しているベンダーから、AWSの設計・構築もまとめて対応させてほしいという要望も受けたのですが、実践レベルでの経験があまり多くなく、今後のことも考え、専門家であるクラウドベンダーにサポートを依頼することにしました。

そこで、アマゾン ウェブ サービスジャパン株式会社からサーバーワークスを含めた数社のクラウドベンダーを紹介してもらいました。Web系に強いベンダーは多かったのですが、基幹系・業務系のシステムに明るいベンダーは少なく、今後のAWS設計・構築に関してレクチャーもしてもらえるので、実績なども考慮してサーバーワークスに依頼することにしました。

60サイトを運用するWebサーバーの設定を最適化して安定化を実現

レンタルサーバーに近い形で、60種類以上のサイトを運用することは、負担が大きく、問題が発生しやすい危険性があるかと思います。なぜ、そのような構成になったのでしょうか。

Webサーバーを構築してもらったベンダーは、AWSに特化型のベンダーでした。AWSの展示会からお付き合いがはじまりました。そこからAWSをレンタルサーバーに近い形の運用をご提案いただき、月額固定料金のプランで運用を開始しました。

AWSへの移行後にサイトの種類も増えて、結果的にサイトは60種類までになりました。当社が、自社サーバーの運用知識が豊富でなかったために、ベンダーと二人三脚で運用を進めましたが、思ったような運用ができず難しい状態が続きました。

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株式会社船井総研コーポレートリレーションズ
プロモーショングループ
ウェブチーム ユニットリーダー
山本 彩子氏

さらに、レンタルサーバーに近い形で運用をしている中で、サイト数の増加や規模の大きいサイトが入り、それに伴ってサーバーも不安定になってきたのです。何とか解決したいと思っていたときに、社内でサーバーワークスの話を耳にし、具体的かつ詳細な課題解決方法をサーバーワークス様からご提示いただいたことがきっかけで、依頼させていただくことになりました。

現在、Webサーバーは安定稼働しているのでしょうか。

サーバーのスペックを上げても、Apacheがフリーズする現象に悩まされていましたが、サーバーワークスにApacheの設定を調整してもらってからは、劇的にフリーズ状態になるような事態は改善されるようになり、稼動が安定するようになりました。

分からないことがあれば、いつでも相談に乗ってもらえるので安心

サーバーワークスへの評価をお聞かせください。

サーバーワークスは技術力が高く、分からないことがあればいつでも相談に乗ってもらえるので、とても助かっています。また、副次効果的に、AWSとサーバーワークスのサービスを使うようになって、業務プロセスにも変化が現れました。 例えば業務システムを夜間止めることでこれまで夜間にしてしまっていた業務を日中帯に行わざるを得ません。情報システムの立場から、ワークライフバランスを進めるきっかけを作ることが出来ました。

サーバーワークスへの要望や期待があればお聞かせください。

AWSサービスは非常に多く、アップデートのスピードも日々加速しています。その中で、専門的な知見やノウハウなどを教授いただきながら、当社にとって最適なサーバー環境をいつでも提供いただけるようトータルな視点でのサービスやソリューションを期待しています。

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※ この事例に記述した数字・事実はすべて、事例取材当時に発表されていた事実に基づきます。数字の一部は概数、およその数で記述しています。

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