AWSトレーニングの事例

サーバーワークスさんのトレーニングでAWSに関する技術力強化を実現し、より付加価値の高いサービスを提供できるようになりました。

2020.09.17 掲載

AWSトレーニングをサーバーワークスに依頼した経緯、評価、効果について、東北インフォメーション・システムズ株式会社 営業本部 営業企画部 企画提案推進課 渡邊 海人氏、開発運用本部 法人ソリューション技術部 法人開発1課 澤座 春香氏、開発運用本部 法人ソリューション技術部 法人開発2課 小嶋宏幸氏に詳しく伺いました。
(※写真左から、澤座氏、渡邊氏)

AWSトレーニングの事例

東北インフォメーション・システムズ株式会社様

TOiNX(トインクス:東北インフォメーション・システムズ株式会社)は、「ITで、感動を、ともに。」というブランド・スローガンのもと、東北電力グループをIT面から支える企業であり、東北のITの未来を牽引するIT企業として地域のお客様とともに、新しい価値を創造し、お客様の情報化を総合的にサポートしています。

  • この事例に記述した数字・事実はすべて、事例取材当時に発表されていた事実に基づきます。数字の一部は概数、およその数で記述しています。

目次

プロジェクトの概要

東北インフォメーション・システムズ株式会社様

サーバーワークスさんには、2018年および2019年にAWSのトレーニングを依頼しました。

2018年は、AWSの技術蓄積を図ることを目的に、当社既存サービスをAWS上に乗せる検証(PoC)と、クラウドによるシステム開発の提案を可能にするためのレクチャーを依頼しました。サーバーワークスさんの講師の方から、AWSのBlackbelt(AWSが提供するサービスごとの解説資料)を基にレクチャーいただき、実際にAWSに触れながら進めました。

2019年は、クラウドを用いた開発技術を高めることを目的に、AWSを利用した開発トレーニングを実施しました。

トレーニングを通して、クラウドネイティブな開発手法の習得と、社内利用アプリを開発することができました。

検討のきっかけ

当社のお客様から、クラウドを利用したシステム提案を求められていました。しかし当時は、まだクラウドに関するスキルが十分ではありませんでした。クラウドのスキル向上には、トレーニングが不可欠と考え、IaaS的なインフラ部分の知識をしっかりと学ぶ必要があり、専門家にAWS関連のレクチャーをいただきながら技術蓄積を図ることにしました。

それまでは、AWSとは別のクラウドを活用した取り組みは行っておりましたが、お客様へクラウド提案できるレベルには到達しておらず、独自の取り組みでは、クラウド技術の習得に時間がかかる点と正しい方向で取り組めているかの評価が難しいため、専門家のトレーニングを受けることが最善と判断しました。

サーバーワークスを選んだ理由

東北インフォメーション・システムズ株式会社様

お客様から、AWSの引き合いをいただいたことがきっかけで、当社メンバーがAWS Summit に参加しました。その際、AWS社員の方に当社の要望を伝え、数社を紹介いただきました。そのうちの1社が、サーバーワークスさんです。

サーバーワークスさんを選んだ理由は2点あります。1点目は、当社の親会社が電力会社ということもあり、エンタープライズ企業の開発実績を重視していました。サーバーワークスさんはエンタープライズ企業の豊富な実績を有しており、その知識や技術を活かし当社の新たなAWS事業に活用できると考えました。2点目は、インフラ開発を得意とするサーバーワークスさんと協業することで、共創効果が生まれるのではないかという期待があったからです。

実際にサーバーワークスさんと打ち合わせした際は、技術者の知見が豊富なだけではなく、営業担当者も技術に明るく、スピーディーに話を進めることができました。

プロジェクトで得られた成果

2018年は各部門からプロジェクトメンバーを募り、10数名のメンバーで開始しました。当時は全社的に業務量がピークを迎える時期でしたが、そのような中でも意欲を持って手をあげてくれたメンバーと共にプロジェクトを進めました。

AWSの経験という観点では、個人的にAWSに触れたことがあるメンバーもおりましたが、業務としてAWSを扱った経験はありません。レクチャーでは、インフラを中心とした講義を行っていただいたことで、オンプレシステムのリフト&シフト等のノウハウを蓄積することができました。

また、講義形式だけではなく、実事例を交えてご紹介いただきながら実際にハンズオンでAWS環境に触れられたことで、メンバーもモチベーション高く取り組み、数名のAWS資格取得につなげることができました。

2019年は、インフラ中心であった2018年から一歩進んだクラウドネイティブなアプリケーション開発をテーマに、新たなメンバーを加えてプロジェクトを進めることとなりました。

サーバーレスやアジャイル開発と、2018年に比べ多岐に渡るスキルが求められる中、AWSをはじめとするクラウドネイティブな開発手法や運用についても、変化する分野にそれぞれ特化したエンジニアにトレーニングいただき、サーバーワークスさんのエンジニアの技術力の高さと層の厚さを痛感しました。

成果としては、メンバーのAWS関連の技術力向上により、トレーニングで開発したサーバーレス構成での「顔認証入退館システム」の自社利用や、クラウド案件の受注にもつなげることができました。

サーバーワークスへの評価

2018年より2年間、サーバーワークスさんにサポートいただきました。開始当初はどこまでサポートいただけるか不安ではありましたが、質問に対するレスポンスの速さ、回答の質の高さからすぐに大きな信頼が生まれました。

特に、「質」という面ではスキル的な部分だけではなく、組織等に付随する業務寄りの質問に対してもしっかりと事例を複数あげながらご回答いただき、本当に助かりました。

今後の展開について

今後、社会の変化のスピードがより一層速まり、お客様要件が多様化していく中でのクラウド利用は大きな武器になり、継続的なスキル向上が不可欠であると考えております。

これからも、新たな価値を創造していくビジネスパートナーとして、引き続きご支援をいただければと思っております。

東北インフォメーション・システムズ株式会社様

左上から 深瀬 義貴氏、渡邊 海人氏、郡司 祐輔氏、佐々木 佑真氏
左下から 後藤 健太氏、澤座 春香氏、野田 直樹氏

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